子供がなかなか指しゃぶりをやめてくれない・・・
歯並びに影響はないの?
もう赤ちゃんじゃないのに恥ずかしい・・・
悩んでいるママもたくさんいると思います。
うちの娘も3歳になってもなかなか指しゃぶりがやめられませんでした。
けれど大丈夫です!必ず指しゃぶりは卒業できます!
だって、大人になっても指しゃぶりをしている人なんて見かけませんよね?
うちの娘は、声掛け・絵本・絆創膏で3歳になってすぐ卒業することができました。
そのゆび、おいしいの?こどもが指しゃぶりをしてしまう理由
赤ちゃんが指しゃぶりをしていると、とてもかわいいですよね。
そもそも赤ちゃんが指しゃぶりをするのにはいくつか理由があると考えられています。
そこに指があるから~乳児期~
赤ちゃんにはもともと、吸啜反射といって口の近くにきたものを無意識に吸う反射が備わっています。この反射があるおかげで生まれてすぐでも、おっぱいを吸うことができるのです。
生まれたての赤ちゃんでも指しゃぶりをしている理由はそういうことです。指しゃぶりをしているからお腹が減っているんだ!と言われる方もいますが、「反射」です。
また生後5か月ころになると、おもちゃなどをなんでも口の中に入れるようになります。これは赤ちゃんにとって遊びの一種であったりします。
この頃の赤ちゃんにとって指は一番の遊びのおもちゃだと考えられます。
不安だから、眠たいから、暇だから~1歳、2歳ころ~
幼児期に入ると、自分で立ったりおもちゃで遊んだりできるようになります。
このころの指しゃぶりは、おもちゃというよりも精神安定のためのアイテムという風になります。
不安だったり、眠たかったりするときに、気持ちを落ち着かせるために指しゃぶりをするこどもが多いです。
またすることがなくて退屈しているときにも、指しゃぶりをする場合があります。そのようなときは、一緒に遊んであげたり何か夢中になれるものを渡してみると自然と指しゃぶりをしなくなると思います。
習慣だから~3歳から5歳ころ~
3歳を過ぎると、どんどん興味も広がり自分で様々な遊びができるようになります。このころになると、日中ずっと指を吸っているということは無くなります。
寝るときに指を吸いながら寝る、というパターンが定着しているこどもは夜になると無意識に吸ってしまうこともあるかもしれませんね。
いつまでにやめればいいの?指しゃぶりやめないとどうなるの?
結論から言うと、指しゃぶりは3歳過ぎまでは無理にやめさせる必要はないと思います。
2~3歳のこどもにとって指しゃぶりは精神安定のアイテムですので、それを無理やりやめさせてしまうとストレスで情緒不安定になり、例えば夜泣きが始まってしまうかもしれません。そうするとママもストレスが溜まってしまいますよね。
ただ、指しゃぶりを長く続けているともちろんリスクもあります。
指しゃぶりによって起こりうるリスクとして歯並びの問題があります。
これは開咬といわれる状態です。歯の上下がかみ合っていません。この原因の一つに指しゃぶりがあります。
開咬になってしまうと審美的な問題はもちろん日常生活にも支障が出てしまいます。
例えば、前歯がかみ合っていないので食べ物をかみ切ることができません。うどんなどを食べるときは不便かもしれません。
また、奥歯のみで噛むことになるので奥歯にかなり負担がかかります。そのため奥歯が欠けたり割れたりするリスクもあります。
さらに口が閉じにくかったり、それにより発音がしにくかったりすることもあります。
これらを改善しようとすると矯正治療が必要になってくるのですが、矯正治療は保険適用外ですのでかなり高額ですし治療期間も長期に渡ります。また治療中は装置を装着するのですが、それにより審美性が損なわれるし不快感や痛みも生じます。
ただ、開咬になってしまうのは永久歯に生え変わった後も長く指しゃぶりをしてしまっている場合です。
上下の歯が生え変わりが始まるのがだいたい6歳ごろからなので、遅くてもそれまでに指しゃぶりを卒業できるようにサポートしてあげるのがよいでしょう。
ゆびたこさんさようなら!うちの娘はこの方法で卒業しました!
うちの娘は生後2か月ころから右手の親指が相棒でした。それは2歳半を過ぎても続いていて、お気に入りのぬいぐるみをサワサワしながら指しゃぶりをして眠りにつくのが習慣化していました。
3歳を過ぎて、いよいよ来年は幼稚園入園だ!ということでそろそろ指しゃぶりを卒業しようかなと思い実践した方法があります。
うちの娘の場合はこの方法で10日で卒業できました!
声掛け
シンプルですが、声掛けです。
「もうすぐお姉ちゃんになるから、指しゃぶりやめようね」
「〇〇ちゃんなら、指しゃぶりしなくても寝られるよ!」
「指しゃぶりしないで寝られる子ってかっこいいよね!○○ちゃんのかっこいいところ見てみたいな~」
こんな感じで声掛けをしました。
本人は初めこそ、「え~嫌だ。。。」とか「指おいしいんだもん」などと言っていましたが、そのうち頑張るようになりました。声掛けの仕方は子どもの性格に合わせて多少変えてあげるといいと思いますが、その気になるようなポジティブな声掛けがいいのかなと思います。子どもって、単純ですからね。
絵本
指しゃぶりをやめさすのにとても効果があったと一時話題になった絵本があります。
くせ さなえ さんが作者の「ゆびたこ」という絵本です。
結構、ホラーな話です。だってたこに顔があってしゃべりかけてくるんですよ!しかも関西弁(笑)苦手な子だと泣いちゃうかもしれませんね。
ただこの絵本は、怖がらせて指しゃぶりをやめさせるというよりも、いつかは指しゃぶり卒業できるからね、心配しないでね、というメッセージが込められていると思います。
うちの子どもたちは、「面白い!」と言って気に入っています。一時は寝る前の絵本タイムの常連でした。
絵本の中では、「わたし」が指しゃぶりをやめようと奮闘する姿が描かれています。そしてゆびたこはだんだんと消えていき最後はいなくなります。
指しゃぶり卒業に向けてのきっかけとして、この絵本を読んであげるのをオススメします。
絵本の中の「わたし」に子どもを重ね合わせて、「〇〇ちゃんのゆびたこはどこにいる?」「ゆびたこ薄くなってきた?」なんて声をかけてあげるといいですね。
絆創膏
指しゃぶりやめよう!と思っても、癖ってなかなか抜けないですよね。無意識に指が口の中に吸い込まれていってしまいます。特に寝ているときは、どうしようもないです。
そんな時に役に立ったのが、原始的ですが指に絆創膏を巻くことです。
口の中って、髪の毛1本入ってきただけで違和感を感じますよね。指に絆創膏が巻いてあると、いくら無意識とはいえそれを吸うと不快感があります。嫌な感覚は無意識に避けようとするため、この方法で夜間の無意識な指しゃぶりは対策ができました。
まとめ
子どもがいつまでも指しゃぶりをしていると、ママは不安になると思います。
ただ、指しゃぶりは子どもにとって精神安定剤の役割を果たしている場合もあります。
もしどうしても指しゃぶりがやめられなくても、6歳までは焦る必要はないと思います。
子どもの生活環境や精神状態を見ながら、卒業のタイミングを判断してあげるといいと思います。
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